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車検時の必要書類について解説します

2022.10.19

乗用車を保有している方は、新車なら初回3年目、それ以降は2年に1回の頻度で自動車継続検査(車検)を受ける必要があります。
車検を受ける際はさまざまな書類が必要となりますが、業者に依頼する場合と、ご自分で行うユーザー車検では書類の種類が異なるので注意が必要です。
本記事では、車検時に必要な書類と、書類以外に必要なものをご紹介します。

車検時の必要書類

車検時の必要書類

車検を受ける際に必要となる書類を、業者に依頼するケースとユーザー車検のケースの2通りに分けてご紹介します。

業者に依頼する際の必要書類

業者に車検を依頼する際に必要となる書類は3つです。

車検証

車検証とは、正式名称を自動車検査証といいます。自動車を購入し、登録する際に発行され、以降は車検を受ける度に車検満了日が更新された新しいものが交付されます。
もし紛失した場合は管轄の運輸支局(軽自動車検査協会)の窓口にて再発行申請が必要です。

自賠責保険証

自賠責保険証とは、正式名称を自動車損害賠償責任保険証明書といいます。自賠責保険に加入していることを証明する書類のことです。
自賠責保険証を紛失した場合は、加入先の保険会社に依頼し再発行する必要があります。
保険会社が分からない場合は、自動車を購入した場所または前回車検を依頼した業者に尋ねましょう。

自動車税(種別割)納税証明書

自動車を所有していると、毎年、自動車税(軽自動車税)と呼ばれる税金を納める必要があります。
車検を受けるには自動車税をきちんと納めている必要があるため、その証拠として納税証明書が必要になります。
なお、平成27年4月からは普通車、令和5年1月からは軽自動車も納税証明書の提示を原則省略することが可能になりました。
ただし、以下のケースに該当する場合は従来どおり、紙媒体の納税証明書の提示が必要になります。

・以前の自動車税や延滞金が未納となっている場合
・自動車税を納付してから2~3週間(市町村窓口で納付した場合は最大2ヶ月)以内に車検を受ける場合

上記のような場合で紙の納税証明書が無い際は、事前に普通車は都道府県税事務所、軽自動車は各市町村役場に納税証明書の再交付が出来ないか、お問い合わせください。
また、中古車を購入または名義やナンバーを変更してから翌年度の納期限までの間に車検を受ける際も紙の納税証明書が必要になる場合があります。

ユーザー車検の必要書類

車の所有者自らが車検を行うユーザー車検では、業者に依頼する場合に必要な書類のほかに、以下4つの書類を準備する必要があります。

1. 自動車検査票
2. 自動車重量税納付書
3. 継続検査申請書(OCRシート)
4. 定期点検整備記録簿

業者に依頼した場合、これらの書類はすべて業者が代行してそろえてくれますが、ユーザー車検の場合はすべてご自分で準備してください。

このうち、1~3の書類は、受検する運輸支局の窓口に準備されています。
1と2はそれぞれ必要事項を記載し、自動車検査票には検査手数料印紙を、自動車重量税納付書には金額分の自動車重量税印紙を窓口で購入して貼り付けます。

一方、3の継続検査申請書(OCRシート)は必要事項を記載し、検査コースでの受検が終わった後、その他の書類と一緒に提出します。
4の定期点検整備記録簿は、その車がいつ・どの部分の法定点検・メンテナンスを行ったかを記載した記録簿のことで、他書類と一緒に最初に提出します。

業者で12ヵ月・24ヵ月の法定点検を行っている場合、その点検整備内容が記載された定期点検整備記録簿が発行されているはずです。
定期点検整備記録簿だけは自分で用意しなければならないので、受検前に手元にあるかどうか確認しましょう。
また、ユーザー車検の場合定期点検の時期は検査(車検)の前後を問われないので、車検後に定期点検を行う場合は定期点検整備記録簿の提示は必要ありません。

車検時に書類以外に必要となるもの

車検を受ける際は、上記で説明した書類のほかにも必要となるものがいくつかあります。

車検費用

車検を受ける際は、所定の費用が発生します。
業者に依頼する場合は代行手数料や整備、修理費用なども発生するため、ユーザー車検よりも費用は割高です。

車検代は基本的に一括払いになるので、業者に依頼する場合は事前に見積もりを取っておおよその金額を把握しておきましょう。
なお、車の状態にかかわらず、法定費用と呼ばれる自賠責保険料、自動車重量税、印紙代の3つは必ず支払う必要があります。

印鑑

以前は、車検を受けるには、車の使用者の印鑑が必要でしたが、現在は不要です。

発炎筒

国土交通省によって定められた道路運送車両の保安基準第43条の2では、非常時に灯光を発することによってほかの交通に警告することができる非常信号用具(発炎筒)の備え付けを義務づけています。[注2]
発炎筒は購入当初から車内に備え付けられているため、使用経験がなければ本来の場所にセットされています。
ただ、事故や故障などで使用し、新しいものを備え付けるのを忘れていたというケースも考えられるため、車検を受ける前に有無を確認しておきましょう。

ロックナットアダプター

ロックナットアダプターとは、タイヤ・ホイールの盗難防止のための特殊なロックナットを取り外すために使用する専用工具のことです。
ロックナットは盗難防止用のアイテムなので、一般的なホイールナットとは異なり、対応するアダプターでないと取り外せない仕組みになっています。

車検ではタイヤを取り外して点検する工程があるため、ロックナットを利用している場合、車両を業者に引き渡す際に対応するロックナットアダプターも一緒に提出しましょう。ただし、ユーザー車検では運輸支局の検査場でタイヤを外すことはないので必要ありません。

車検を受けるときは必要書類・必要物をあらかじめ準備しておこう

車検を受ける際は、業者に依頼する場合でも、ユーザー車検の場合でも、所定の書類や物を準備する必要があります。
とくにユーザー車検は業者に依頼する場合よりも必要書類が多いので、準備を忘れないようにしましょう。

また、車検にかかる費用は車の種類や状態によって異なるので、あらかじめ業者に見積もりを依頼しておおよその金額を確認しておくことをおすすめします。