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車のスペアキーを作製しておくとこんなときに便利!

2024.12.25

車を運転する上で鍵は欠かせない存在です。鍵がマスターキー一つしかない場合、紛失などのトラブルが発生した際、車の運転や解錠ができなくなってしまいます。このような際に役立つのがスペアキーです。スペアキーを作製する際は注意点や適した保管場所も知っておきましょう。また、スマートキーを使用の人向けに、車検時にしておきたいことも紹介します。

本記事では、車のスペアキーを作製するメリットや依頼先などを解説します。

車のスペアキーを作製するメリット

車のスペアキーを作製することで、便利になるタイミングは次の通りです。

● 鍵のトラブルが発生した際
● 人に鍵を預ける際

鍵のトラブル が発生した際

車のスペアキーを作製するメリットの一つが、鍵のトラブルに対応できるという点です。車の鍵にまつわるトラブルは、以下のようなことが挙げられます。

● 鍵を紛失してしまった
● 鍵が折れ曲がってしまった
● スマートキーやリモコンキーが反応しない

このような鍵のトラブルが発生した際、マスターキーしか保有していない場合は乗車はもちろん、運転もできません。スペアキーを作製しておけば、万が一、マスターキーにトラブルが起きても乗車、運転が可能です。

人に鍵を預ける際

家庭によっては親子や夫婦で車を共有しているケースもあります。スペアキーを作製しておけば、マスターキーを貸し借りしなくて済みます。

また、頻度は少ないですが車検に出す際は鍵を担当者に渡さなければなりません。その際もマスターキーではなくスペアキーを預けることで、紛失リスクを軽減できるでしょう。

車のスペアキーを作製できる場所は主に3つ

車のスペアキーを作製できる場所は、主に次の3カ所です。

● ディーラー
● 鍵専門店
● 整備工場

ディーラー

スペアキーの作製は、車を購入したディーラーに依頼できます。ディーラーはその車の専門販売店だけに、鍵に付与されている個別番号などを基に、一般的な鍵以外にも以下のような電子的な鍵も作製出来ます。

鍵の種類

概要

キーレスエントリーキー

鍵に付いているリモコンのボタンを押すだけで解錠・施錠が可能

スマートキー

ポケットやかばんに入れておき、ドアノブのボタンを押したり、ドアノブに触れるだけで解錠・施錠が可能

イモビライザーキー

電子的なキーの照合によって、ドアの開錠・施錠だけでなく、エンジンをかけることも可能

ディーラーであればその車のスペアキーを確実に作製できる一方、作るにはメーカーとのやり取りなどが必要で日数がかかってしまいます。そのため、すぐにスペアキーが欲しいというケースには適していません。

鍵専門店

鍵専門店にも車のスペアキーの作製を依頼可能です。一般的な鍵でマスターキーが有ればディーラーより時間をかけずにスペアキーを安価に作れます。そのため、外出先で鍵専門店が有れば念のため作っておくと良いでしょう。

しかし、鍵専門店はディーラーのようにマスターキーが無い場合に鍵の番号から作製することは一般的には出来ません。また、スマートキーやイモビライザーのように高度な電子技術が求められる鍵は、店舗によっては作製を断られる可能性があります。また、安価な鍵専門店でも出張作業や電子キーの場合はディーラーより費用が嵩む場合もあります。

鍵の専門店にも鍵の複製のみの業者から出張作業や電子キー作製まで行う業者まで様々ありますので、鍵のトラブルが発生した場合はまず故障内容を相談してみましょう。

整備工場

整備工場でも車のスペアキー作製を依頼可能です。ディーラーと違って様々なメーカーの車の整備を行う整備工場であれば、どんな車種のスペアキーも作製出来るでしょう。

整備工場では一般的な鍵だけでなく、スマートキーやイモビライザーキーの作製も可能ですが、整備工場からディーラーへの外注作業が必要となり、日数や費用がかかる場合もあります。そのため、事前に対応可能かを確認しておきましょう。

車の鍵を紛失した場合の対応

車の鍵を紛失した場合、次の二つの対応を考えないといけません。二つの対応について解説します。

● 紛失した鍵による悪用を防ぐ
● 鍵が無い状態で車を移動させる

紛失した鍵による悪用を防ぐ

車の鍵を紛失した場合、悪意のある人による悪用に気を付ける必要があります。紛失した鍵を使って車上荒らしなどの被害にも遭いかねません。そのため、鍵を紛失したのであれば、スペアキーを作製するのではなく、念のため車自体の鍵を付け替える方が良いでしょう。車の鍵の付け替えを依頼する先は次の通りです。

● ディーラー
● 整備工場
● 鍵専門店

付け替えにかかるコストを抑えたいのであれば、ディーラー以外がおすすめです。しかし、整備工場や鍵専門店は対応できる車種や鍵の種類が限られる可能性があります。事前に車種や紛失した鍵の種類に対応しているかを確認しておきましょう。

鍵が無い状態で車を移動させる

外出先で鍵を紛失することもあるでしょう。外出先で鍵を紛失した場合、ドアを開けられないため、ロードサービスに解錠を依頼しましょう。しかし、一般的にロードサービスが対応しているのは解錠とレッカーのみのため、その場で車のエンジンをかけたい場合は、出張で来てもらえる整備工場や鍵専門店などの業者に依頼しなくてはなりません。どの業者に依頼する場合も出張費などもかかり、予想より費用が高額になる可能性があるので注意しましょう。

なお、鍵作製も対応しているロードサービスであれば、解錠からけん引、鍵の作製とまとめて依頼することができるため、対応しているか確認してみましょう。

スペアキーを作製した際の保管場所の注意点

スペアキーを作製する際は保管場所に注意しましょう。主な保管場所は次の通りです。

● 車の中:鍵をなくしてもロードサービスで解錠すればエンジンをかけられる
● 自宅:通帳やはんこなど大切なものと一緒に保管できる
● 財布の中:いつも身に着けることで外出先の紛失に対応できる

車の中でスマートキーを保管する場合、電池を外しておきましょう。電池を入れたままにしていると、閉じ込めを防止する機能が働きロックがかかりません。また、鍵を外から目に入る場所に置くと車上荒らしの被害に遭いかねないため、ダッシュボードの中など、人目に付かない場所に保管することも大切です。

自宅や財布の中に保管する場合、玄関付近に置くのは避けましょう。スマートキーの性能を悪用したリレーアタックと呼ばれる盗難手口の被害に遭う恐れがあります。リレーアタックとはスマートキーから出る微弱な電波を悪用して、ロックを解除する方法です。

玄関から離れた場所や2階に置くことで、リレーアタックのリスクを軽減できます。よりリレーアタックのリスクを軽減するのであれば、電波を遮断する専用のポーチやケースに保管するのも効果的です。

スマートキーの電池は定期的に確認する

前述の通り、スマートキーは突然動かなくなる可能性があります。このような場合、スマートキーの故障だけでなく、電池切れも疑ってみましょう。スマートキーが電池切れした場合、ボタンを押したときにランプが点灯しません。何度かボタンを押しても反応しないのであれば、電池切れの可能性があります。突然の電池切れによって慌てないよう、定期的にマスターキーとスペアキーの電池をチェックしましょう。

一般的に、電池交換は1年に一度が良いとされています。スマートキーの電池はドライバーなどを使えば自分でも交換可能ですが、自力での交換が難しい、メンテナンスも併せて行いたいといった場合、専門業者に依頼しましょう。カー用品店やディーラー、さらには車検専門店などの整備工場でも、電池交換に対応していることがあります。定期点検や車検のタイミングで、電池も一緒にチェックすると良いでしょう。

車のスペアキーを作製して万が一に備えよう

車のスペアキーを作製しておけば、鍵のトラブルに対応できる、人に鍵を預けられるといったメリットがあります。車のスペアキーはディーラーや鍵専門店、整備工場に作製の依頼が可能です。また、スペアキーを作ったら、車の中や自宅などの適切な場所で保管しましょう。人目に付く場所や玄関に近い場所に保管していると、車上荒らしやリレーアタックの被害に遭いかねないため注意が必要です。

スマートキーは、ときにうまく作動しない場合があります。そのような場合はスマートキーの電池切れの可能性があるため、専門業者に交換を依頼するのがおすすめです。「車検の速太郎」ではスマートキーの電池交換に対応しています。車検と併せてスマートキーの電池を交換したい場合は、ぜひご相談ください。