高い車検費用!安く済ませたいなら日頃のメンテナンスをしっかり行ない、追加整備費用が掛からないようにしよう!
車を所有している以上、避けて通れないものが車検です。まとまった出費になるので、車検の時期になると頭が痛いという人も多いのではないでしょうか。
車検費用を安く抑えたいのであれば、日ごろのメンテナンスをしっかりと行うことが大切です。今まで車検以外ではメンテナンスをしていなかったという人も、ぜひ普段のセルフメンテナンスにチャレンジしてみましょう。
車検費用を抑えたいなら、追加整備費用がかからないようにしよう
車検では法定費用と車検基本料に加えて、追加整備費用がかかります。車検を安くしたいのであれば、そのうちの追加整備費用に注目しましょう。
自動車重量税や自賠責保険料などの法定費用は、法律で金額が定められています。一方の車検基本料は、業者によって料金が異なります。
また追加整備費用は、車の乗り方や使用年数、走行距離などによって変わってきます。車検基本料を抑えるために設定料金が安い業者を選ぶ方法もありますが、検査の品質に不安が残る人もいるでしょう。
そこでおすすめするのが、日々のメンテナンスで車検時の追加整備を減らし、車検費用を安くする方法です。
普段からメンテナンスをすれば車検が安い!2つの理由を解説
日ごろのメンテナンスで車検費用を安くできるのには2つの理由があります。
1. 部品交換を少なくすることができる
普段からメンテナンスを行うことで部品の寿命が長くなり、車検時に交換する部品を少なくすることができます。
また、消耗品の小まめな交換もおすすめです。車検時に一斉交換しなければなくなる事態を避けられるでしょう。 車検時の部品交換が少なければ、その分のパーツ代や取り付けの工賃を省くことができます。車にはタイヤやバッテリーのように高額な消耗品もあります。日ごろのメンテナンスによって長持ちさせることが、車検を安くするコツです。
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2. 見積書の内訳から不要な項目を削除できる
車検前の見積書では合計金額だけではなく内訳を確認することも重要です。普段から車の状態を気にかけておけば、見積書に不要な部品交換や工賃が含まれている場合もすぐに気付けるでしょう。
自分の車の状態を把握するには、メンテナンスノートや定期点検記録簿を活用し、整備や部品交換の記録を残しておくことが大切です。車検の見積りが出たら整備記録と照らし合わせ、不要な作業がないか確認しましょう。
車検が安くなる手軽な5つのメンテナンス
車のメンテナンスで使用する道具やパーツは、カー用品店やホームセンターで安く購入することができます。自分でできる箇所はセルフメンテナンスを行い、車検時の費用を安く抑えましょう。ここでは手軽にできる5つのメンテナンスを紹介します。
1. タイヤの空気圧チェックと空気の充填
空気圧のチェックは月に1度の頻度で行いましょう。空気圧が減っていると偏摩耗やひび割れが起こりやすくなり、タイヤの寿命を縮めてしまいます。空気圧測定器やエアコンプレッサーは、安いものであればそれぞれ3,000円程度で購入できるので、手元に揃えておきましょう。
2. ワイパーのゴム交換
ワイパーゴムは劣化しやすいので、1年に1度は交換しましょう。ゴムが劣化すると水滴の除去性能が落ち、視界の確保ができず非常に危険です。ワイパーゴムの値段は1本500〜1000円程度で、比較的簡単に取り付けられます。
3. エンジンの冷却水(クーラント液)の補充
冷却水は直ぐに減るというものではありませんが、半年に1度は残量を点検しましょう。補充するときは、エンジンが冷えていることを確認したあとでボンネットを開き、リザーバータンクに規定量まで注ぎ入れます。冷却水は2,000円程度で購入できます。
4. ウィンドウォッシャー液の補充
ウォッシャー液は使用した分だけ減るので、小まめな補充が必要です。安いものであれば500円以下から購入することができます。補充方法もボンネットを開けタンクに補充するだけなので、車の点検の初歩としてウォッシャー液補充から始めてみましょう。
5. エアコンフィルターの清掃
エアコンフィルターは助手席のグローブボックスを外すと取り出すことができるので、定期的に交換しましょう。フィルターは2,000円程度で購入することもでき、多くの製品では1年ごと、もしくは1万km走行ごとの交換が推奨されています。
エアコンフィルターは助手席のグローブボックスを外すと取り出すことができます。
車検を安くするために覚えたい3つの上級メンテナンス
車のメンテナンスはジャッキなどの道具を揃えないとできないものや、複雑な手順を守らないといけないものもあります。難易度は高いですが、自分でやれば車検費用をより安くすることができるので、ぜひチャレンジしてみてください。
1. タイヤのローテーション
タイヤのローテーションは取り付け位置を定期的に入れ替えて摩耗を均一化し、寿命を延ばす効果があります。タイヤは4本まとめて買い替えると10万円近くすることもあるので、しっかりメンテナンスして長く使いたい部品です。
タイヤの付け替えにはジャッキやレンチといった道具が必要です。自分で作業することが難しい場合でも、1年に1回は業者にローテーションを依頼しましょう。
2. エンジンオイルの交換
エンジンオイルは半年に1回、もしくは5,000㎞走行ごとの交換が目安です。点検にはオイルレベルゲージを使用し、既定の量より少なければ補充してください。オイルが黒く汚れていれば劣化のサインなので、一度全て抜いてから新しい物を補充しましょう。
点検の手順は難しくありませんが、交換にはジャッキアップが必要ですし、廃油の処理も必要になります。業者に任せた方が良いでしょう。
安い車検にするためには日ごろのメンテナンスが大切
日ごろから車をメンテナンスしておくことで、車検時の部品交換それにともなう工賃を削減することができます。また、メンテナンスを通じて車の仕組みに詳しくなれば、愛車への愛着がさらに湧くでしょう。
車検費用を抑えたい方は、車のセルフメンテナンスから始めてみましょう。